6月13日(土)に抗がん剤を投与し、
その副作用に苦しみながらも頑張ってくれたチョビ。
その副作用がやっと落ち着いたのは、7月に入ってからでした。
おやつだけでなく、
ソフトタイプのドッグフードも少しずつ食べてくれるようになり、
水も飲んでくれるようになったときはホッとしたし、本当に嬉しかった。
おかあちゃんの手から、フードを一粒一粒食べてくれるたびに嬉しくて、
泣きながらチョビに抱きついてた。
食べること、水を飲むこと、
そんな当たり前のことがこんなに嬉しいなんて・・・涙が止まりませんでした。
ゆっくりでヨロヨロだけど歩けるようにもなり、
距離も時間もめっちゃ短いけど、散歩にも行けるようになりました。
そして、しんどそうな顔ばかりしていたチョビが、
めっちゃ楽しそうに笑ってくれる日もだんだんと多くなってきて・・・。
「チョビの笑顔を見れる日は二度と来ないかもしれない」 って思った日もあったから、
この笑顔を見せてくれたときは安心したし、本当に嬉しかった。
そして、チョビの体調も落ち着いてきた7月中旬頃、
先生と今後の治療法について、再び相談。
引いていたリンパの腫れが、
また、あちこちにポコポコ出てきてしまったのです(涙)。
先生からは、
「抗がん剤を投与するとしたら、1回目と違う抗がん剤を投与するので、
また副作用が出てしまう可能性があります。
そして、効果が出るかどうかも投与してみないと分からない」 と言われました。
先生のおっしゃる通りだと思ったし、
抗がん剤を投与するかどうか決めるのは、
先生でなく、チョビのことをいちばん分かっているおかあちゃん。
抗がん剤を投与して、あの苦しい副作用がまた出てしまったら・・・、
また食べれない毎日が続いたら・・・と思ったら、チョビが可哀そうで堪らなくなり、
おかあちゃんは決めました。
そして、先生に言いました。
「チョビは食べることが大好き。
だから、治療とはいえ、いちばん楽しみにしている 「食べること」 を、
チョビから奪ってしまうのは可哀そうで堪りません。
いつか、食べたくても食べれなくなってしまう日が来るのなら、
いまは、食べたいもの&食べれるものを好きなだけ食べさせてあげたい。
食べれる治療をしていきたい」 と。
そんなおかあちゃんの気持ちを理解し、納得してくれた先生は、
なるべく、チョビの体に負担が掛からない治療法を考えてくれました。
そして、抗がん剤治療はもう止めて、
チョビの体調を見ながら&定期的な検査を受けながら、
ステロイド剤などの飲み薬や点滴での治療をしていくことにしました。
いま思えば、この治療法にして大正解だったと思うし、
先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
チョビと一緒に頑張ってきた闘病生活、カテゴリ 「闘病記」 にまとめました。