おかあちゃんの実家で飼っていたリリーです。
年のせいか、もう真っ白ですね・・・。
そんな大切な家族の一員だったリリーは、
1998年8月、15才で天国に行ってしまいました。
リリーは、動物病院の里親会でもらってきた雑種犬。
チョビと同じ捨て犬でした。
これは、もらってきた頃のリリー。
もうワクチンも全て済んでいたから、生後3ヶ月くらいだったのかなぁ。
耳が垂れて、足がちょっと長くて・・・めっちゃ可愛い子犬でした。
初めて里親会にワンコを見に行ったとき、
小さいケージの中には、可愛い子犬がいっぱいいました。
そのケージの中で、「遊んで!」 と跳びついてくる元気な子たちに踏まれ、
下敷きになっていたのがリリーでした。
他の子たちとは違い、
全く元気がなく、ただ悲しげな目で何かを訴えていたリリー。
そんな目に耐えられなくなり、すぐにケージから出し、
「絶対に放さない!」 という強い思いで抱きしめていたのを覚えています。
そして・・・この日から、リリーは家族の一員になりました。
しかし、もらってきてからのリリーは大変でした。
食欲はないし、食べても吐いちゃうし、お腹もピーピーだったし・・・。
もらってきて早々、入院!
「この先、どうなってしまうんだろう」 と心配&不安でいっぱいだったけど、
退院してからのリリーは、めっちゃ元気なイタズラ娘にっ!
ワン友もいっぱいできて、みんなと一緒に山の中を走り回ってたっけ。
捨て犬ならではの苦労はいっぱいあったけど、
私たち家族は、リリーに出会えてとても幸せな日々を過ごすことができました。
リリーが亡くなったとき、最後まで診てくれた獣医さんが、
「こんなに安らかに眠るように天国に行けるなんて・・・。
家族みんなの愛情をたっぷりもらって、
リリーちゃんは、とっても幸せなワンコだったんですね」 と、
温かい言葉をかけてくれ、家族みんなで涙ボロボロ・・・。
幸せをいっぱいもらったのは、私たちの方だよ、リリー・・・。
もう亡くなって10年近くなるけど、
いまだに思い出しては涙がポロポロと出てしまう日があります。
私たちも、リリーがいてくれたおかげで楽しく幸せな時間を過ごすことができたし、
忘れられない思い出もたくさんできました。
ホントにありがとね、リリー・・・・・・・・ あかん、また涙が。