朝は静かな公園も、
お昼になるとお子ちゃまたちがいっぱいでとっても賑やか。

「な、なんか・・・いつもの公園とちゃうんやけど・・・」
どうか、あのお子ちゃま集団に見つかりませんように・・・と祈った瞬間!
「あっ、犬だー!犬がいるー!」 と叫ぶ声が!?
あちゃー、見つかってしもうたーーー。
走ってきたお子ちゃまたちに、あっという間に囲まれ、
チョビを触ろうとあちこちから出てくる何本もの手から、慌てて逃げ出したチョビ。
そしたら、「この犬、かわいくなーい」 って言われちゃった(悲)。
チョビは、優しくて温かい家族に囲まれて産まれてきたワンコではありません。
飼い主のいない母犬から産まれ、
動物愛護センターに捕まえてこられ、ケージに入れられ、
全く人間と接する機会がなかった可哀そうなワンコだった。
そのせいか、6才になったいまでも、初対面の人はもちろん、
お子ちゃまに対してもちょっと警戒してしまうところがある・・・。
特に、元気なお子ちゃまは苦手なようだ。
そんなチョビが唯一、心を開いていた子がひとりだけいた。
それは大阪に居たころ、
よく散歩に行っていた広場に遊びに来ていた小学生の野球少年だった。
ワンコ大好きだけど家では飼えないらしく、
いつもチョビの相手をしてくれていた可愛いお兄ちゃん。
じつは、
チョビが 「お手&おかわり」 が出来るようになったのは、
このお兄ちゃんのおかげ。
毎日、おやつを使って教えてくれてたっけ・・・。
最近は、ワンコを飼っているご家庭も多くなり、
ワンコ馴れしたお子ちゃまたちもめっちゃ多くなってきた。
いきなり、お尻をムギュとされたり、シッポを引っ張られたり、
棒を持って追いかけてきたり・・・。(これにはムッとしました)
少々手荒なスキンシップをしてくるお子ちゃまも多く、
チョビは、まだまだお子ちゃまには気が許せないようだ。

「やっぱり、お子ちゃまは苦手や・・・もうちょっと、やんわりと触ってやぁ」